オリキャラシチュエーション台詞バトン


キャラの名前:

薫と藍(と、七瀬)(とまどか)。スピカのキャラです。
知らない人もいると思うので、軽く自己紹介。
薫:28歳、会社員。ヘタレ←
藍:14歳。ちぴちぴの中学生。クールな美少女。両親は10年前に故。
七瀬:薫の会社の後輩。能天気なバカ←
まどか:藍の親友。藍と同じ中学に通っている。
薫と藍は10年前から同棲同居中です。世間的には兄妹ってことになっている。
もっと詳しく知りたい人は読んでねv

朝起きた時:

藍(以下A):「かおる、朝だよ。遅刻するよ」
薫(以下K):「…………」
A:「はぁー…(昨日も帰り遅かったもんなぁ…。しかしここは心を鬼にして!)」
K:「・・・…ッぐえ!」
A:「あ、起きた?」
K:「……あ、い?……ッうわ!?」
A:「かおる、おはよう」
K:「え、ああ…おはよう…、じゃねぇよ!藍、おまえどこ乗ってんだよ!」
A:「薫の上(にっこり)」
K:「ッ、おま、いいからどけ!」
A:「はいはい。……よいしょっ、と」
K:「……朝っぱらから勘弁してくれ」
A:「だって起きないんだもん。そんなんなら会社泊まればよかったのに」
K:「いや、それは…、まぁいい。とにかくこういうのはもうやめろ」
A:「はいはい。……てか、遅刻するよ」

 藍は時計を指さす。時刻は7時45分。薫はそれを確認したあとサーっと青ざめて、ベットから勢いよく飛び起きた。
 慌しく今日も一日がはじまる。

美味しい食事への感想:

A:「……どう、おいしい?」
K:「ん、うまいよ」
A:「本当に?」
K:「…ああ、本当に。なんだ、失敗でもしたのか?」
A:「え?ああ、違うよ。でも、はじめて作った料理だし、ちょっと手の込んだものだったし…」
K:「なるほど。大丈夫、本当にうまいよ」
A:「そっかー、よかった」
K:「……なぁ、藍。べつにそんな手の込んだものとか作らなくてもいいんだぞ。おまえだって学校や勉強あるんだし、俺最近忙しいから家事任せっきりだし、大変だろ?」
A:「んー、そんなことはないよ。料理楽しいし、薫がおいしいって言ってくれればそれでわたしは嬉しいし」
K:「………そうか、」
A:「うん!」

出かける時:

K:「いってきます」
A:「あ、待って!わたしも一緒に出る!」
K:「なんだ?いつもより早くないか?」
A:「うん、今週はちょっと用があって早いんだ」
K:「そうなのか」
A:「うん。だから途中まで一緒に行こう。最近、なんだかあんまりゆっくり話しとかできなかったから」
K:「あい…」
A:「ほら、早く行こ!遅刻しちゃうよ!」
K:「ああ、そうだな。……今日は早く帰れると思う」
A:「え?ほんと?」
K:「ああ」
A:「それじゃあ、期待しないで待ってる」

 藍は満面の笑みを浮かべた。その笑顔と期待しないという言葉に薫は少しだけ胸の痛みを感じる。そして、今日は意地でも、後輩に仕事を押し付けてでも早く帰ってこようと心に誓ったのだった。

欲しかったものが手に入った時:

(藍幼少期(8歳くらい)

A:「…ッかおる!出た!」
K:「お、まじか!?」
A:「うんうん、わぁー!あー!これで全部揃ったよ!」
K:「おお、おめでとう。(はぁ、これでチョコレート食べなくて済む…)」
A:「ありがとう!薫のおかげだよ!」藍は薫に抱きついた。
K:「ああ、はいはい」

 もうしばらくこういうのは勘弁してくれと、薫は積みあがった空き箱とチョコレートの山を見ながら思った。それでも、またお願いと言われてしまえばそれを聞いてしまうのだろう。子ども特有の高めの体温を抱き寄せながら薫はそんな自分に対してため息を吐いた。

(お菓子に付いているフィギア集めをする藍ちゃんとそれに協力する薫(笑)

相手が食べているものを欲しがる時:

A:「あ、七瀬さんそっちのケーキ一口ちょうだい」
七瀬(以下N):「え、ああ。いいよ。はい、あーん」
A:「え、いや、それは、ちょっと…」
 藍はそっと薫のほうを盗み見た。彼はとても不機嫌そうな顔してこちらを見ている。それに反するように七瀬はとても楽しそうな顔。冗談なのははっきりとわかる。藍はふむと考えたあと、七瀬の差し出すフォークをパクリと口にした。

↑の後の感想:

K:ダンッ!
N:「わ!なんすか先輩、いきなり机叩いたりして」
K:「………」
N:「……む、無言で睨みつけるのはやめてくださいよぉ。先輩もケーキ食べたかったんですか?ほら、あーん」
K:「……しね」
N「ッうわ!?」

 薫はいきなり七瀬が食べていたケーキの皿を掴むとそれを思い切り七瀬の顔面に押し付けた。なんという荒業。大人気ないぞ薫。
 それを見ていた藍は驚いた顔をしたあと、満面の笑みを浮かべて。

A:「はい、薫あーん」
K:「は?いや、それは…」
A:「ほら、あーん」
K:「……」パクリ、もぐもぐ。

N:「(妹バカ……)」

はぐれた相手を見つけた時:

(また藍幼少期)

「……かおるぅー…どこー…」
 怖くて、さみしくて、たまらなくて、少女は呆然と声を出した。その頼りない声は雑踏の中に消えていってしまう。潤んだ瞳からは今にも雫がこぼれ落ちそうだ。
「…ッあい!」
 すると、突然少女の名前が呼ばれた。え、とうつむいていた顔を上げるより早く少女の小さな体は抱きあげられた。
「あい!大丈夫か!?」
「……か、おる…?」
 不安げな声が響く。少女を抱き上げた青年は安心させるように微笑む。
「ああ、そうだ。俺だよ」
「ッかおる!」
 少女の潤んだ瞳からは一人のときには我慢していた大粒の雫がこぼれおちる。
「おい、もう大丈夫だから、そんなに泣くな」
「ふぅ、うぅー…かぉるぅー…」
「たっく、だから勝手に歩き回るなって言っただろ」
「ぅん、うん…、ごめん、なさい…、」

 少女は謝りながらぎゅうっと青年の首に抱きつく。その苦しいくらいの抱擁に青年はひそやかに安堵の息をついた。
 
大好きな相手に愛を伝えるとき:

「薫、好きだよ」
「ああ、」

「好きだよ、かおる」
「ああ、知ってる」

「大好き、あいしてる!」
「…ああ、わかっるって」

「なぁ、藍…そんな好き好き言うとありがたみがないと思わないか?」
「んー?だって薫、言わないとフツーの顔してるんだもん」
「……普通の顔してちゃいけないのかよ」
「だって、つまんない」
「ああ、そうですか……」
「うん」

(好きだよ、大好きよ!朝も昼も夜も!だからこっちを向いて!)

甘えるとき:

A:「ねぇーかおるー」
K:「ダメだ」
A:「……まだなにも言ってないじゃん」
K:「そんな声のときはろくな話じゃないからな」
A:「……話くらい聞いてくれたっていいじゃんか」
K:「……ダメだ(聞いたら最後だからな)」
A:「あのね、薫…」
K:「だ、め、だ!」

甘えて欲しいとき:

A:「か、お、る!」
K:「………なんだ」
A:「膝枕してあげる!」
K:「……いや、遠慮しておく」
A:「まぁまぁ、遠慮しないで。ついでに耳かきもしてあげるよ」
K:「……いやいい」
A:「まぁまぁ、ほらほらこっちきて」
K:「おい、藍、ちょ、」
A:「ほらほら、ココに寝て」ポンポンと膝を叩く
K:「…………」
A:「……この間、七瀬さんにデートに誘われたんだけど……」
K:「…ッ!?」

 膝の上に重たさを感じながら藍は薫の少し長めの黒髪に手を通す。すると、薫はぎこちなく身をよじった。

「……おい、そろそろ気がすんだか」
「まだ、もう少し」

 薫は困ったような顔をしたあと、諦めたように目をそっと閉じた。藍はその姿をかわいいと思う。この時ばかりは14歳の年の差などどこにも存在しておらず、ただ、愛しい時間だかがそっと流れていた。

スネている時(原因はお好きにどうぞ):

K:「…………」
N:「……えーと、先輩?」
K:「……うるせぇ」
N:「いや、うるせぇって、なんなんですか…。朝からずっと不機嫌で、俺なんかしましたか?」
K:「…………」
N:「…って黙り込まないでくださいよ………まぁどうせ藍ちゃんと喧嘩したんでしょ」
K:ガシッ!
N:「ッ痛……な、なにすんですか!」
K:「八つ当たり」
N:「ああ、そうですか八つ当たりですか……って!先輩!」
K:「……ふん」

 七瀬は蹴られた足を擦りながら、大人気ない薫をじと目で睨んだ。普段はビシバシ仕事をこなす姿の面影を今はちっとも感じられない。たった一人の少女に振り回されるいい年した男などもう滑稽でしかない。
(このシスコンが……)
 口に出せば再び蹴りをくらうであろう悪態を七瀬は内心でつく。そして、その滑稽な男に振り回されては被害を被る自分をひっそりと哀れんだ。ドンマイ俺。

恥ずかしいとき:

まどか(以下M):「ねぇ、藍、さっきの授業でなんだかやたら落ち着きなかったけれど…どうかしたの?」
A:「え゛!?なななんのこと!?」
M:「ふふ、そんなあからさまに動揺したらなにかあったって言っているようなものよ……。それに、わたしは藍の斜め後ろだからよーく見えるのよ」
A:「うーうー…まどかのどえすー…」
M:「あら、いまさらね」(にっこり
A:「……今わたし心底まどかが敵じゃなくてよかったと思った」
M:「心配しなくても、わたしはずっと藍の味方よ。……で、なにがあったの?」
A:「……じつは、戸川先生の後姿が薫に似てて……」
M:「……あい」
A:「っなにも言わないで!わかってるから!……わかっているけど、だって、最近まともに顔合わせてないんだもん……」
M:「……あい」項垂れる藍の背中をそっとなでる。
A:「……まどか、わたしもう色々とダメかも。なんていうの、末期?あーもー恥ずかしい!」
M:「まぁ、いいじゃない恋するってそういことでしょ?」
A:「うー……そうなの?でもさー…」そっとまどかに視線を送る。
M:「なに?」
A:「戸川先生の後姿見ながら、薫が先生だったらとか妄想しちゃって……あーもー!」

 藍は頭を抱えて悶絶する。学校ではクールな美少女で通っているのに今はその面影すらない。まどかはそんな藍を暖かい目を見つめながらそっと笑う。

(藍って薫さんが関わるとほんとかわいいわよね。……でも、なんだか少しむかつく)

 まどかは未だに自分の思考に羞恥している藍に大丈夫よと微笑みながら、藍を泣かせたら薫さんを呪ってやろうと不穏なことを考えていた。

怖いとき:

(どうしよう……)
 藍は扉の前で立ち尽くしていた。時刻は深夜1時過ぎ。扉の向こうの人はとっくに眠ってしまっている時刻だ。ノックすれば当然起こしてしまうことになる。だけど藍は引き下がれなかった。
(かおる……)
 胸中で名前を呼んでみる。当然返事はない。
(かおる……)
 無意味だとわかりながらももう一度名前をなぞる。やはり返事はない。泣きそうな気持ちになってそっと扉に耳に当ててみるがなんの物音もしなくて、もしかしたらこの扉の向こうにはだれもいないのかもしれないとすら思えた。その思考は藍の不安を増長させていき、体を小さく震わせた。
(かおる、かおる、かおる……)
「かおる……」
 小さく、本当に小さくついに声を出してみる。その声は自分でもおかしいくらいに頼りなくて、幼子のそれと一緒だと思った。なんだか少しだけバカらしくなって、藍は諦めるように扉からそっと離れようと思った。すると。
「……あい?」
 ガチャっという扉の開く音と同時に聞きたかった声が響いた。藍は反射的に顔をバッと上げて、眠そうな顔を凝視した。
「ど、して、」
「……いや、そっちこそどうかしたのか?怖い夢でも見たのか?」
 薫は立ちすくむ藍の髪をそっと撫でながらそう訊ねた。藍はそのやさしい手に瞳が潤むのを感じて、そしてずっと体を支配していた不安がスーッと引けていくのを感じた。
「……かおる、今日は一緒に寝ていい?」
 自分よりもずっとずっと大きな体に身を寄せながら藍がそう言うと、薫は困った顔をしたあと、「今日だけだぞ」と甘やかすように苦笑した。

(たぶん告白する前の出来事)

眠い時:

(またまた藍幼少期)

「あい、もう諦めて寝たらどうだ?」
 こくりこくりと舟を漕いでいる少女の頬をつつきながら薫は苦笑とともに告げる。すると今にも閉じられそうだった瞼がカッと見開かれた。
「…っや!」
 藍はブンブンと首を横に振る。
「や、っておまえすごく眠そうだぞ」
「ねむくないもん」
 そう言いながらも藍の瞳は今にも閉じられそうだ。
「また来年があるじゃないか」
 いや、正確にはまだ再来年と言うべきなのだろうか。薫は内心でそう訂正する。
「やらもん、あいはいまききたいの!」
「でも、まだ1時間あるぞ。せめてそれまで寝ておけばどうだ?」
「らめ!だって、かおるきょねんもそういっておこしてくれなかった」
 それはいくら起こしても藍が起きなかっただけなのだが、薫は言っても無駄だろうと内心だけに留めておく。
「……まぁ、がんばれ」
「うん、がんばる!」
 いくら言ったところでこの頑固な少女は聞いたりしないだろう。たぶん今回も眠ってしまい、自分はあとで理不尽に怒られることになるだろうと薫は思いながらとりあえずエールを送った。
「はやくかねならないかなぁ」
「そうだなぁ」

 除夜の鐘が鳴るまでまだ1時間。少女の寝息が響くのと一体どちらが先だろうか。

(夜更かしの許されるとくべつな日)

急ぐ時:

M:「あい、今日暇?」
A:「あ、まどか。ごめん今日は無理!」
M:「あら?薫さん?」
A:「そう!今日早く帰ってきてくれるって言うから、夕飯がんばろうかなって思って」
M:「それなら仕方ないわね」
A:「うん、ごめんね。埋め合わせはちゃんとするから」
M:「ええ、また今度ね」
A:「うん絶対ね!じゃ、わたしスーパー寄ってから帰るから、また明日」
M:「え?ああ、わかったわ。また明日ね」
A:「それじゃ!」

 藍はまどかの返事を聞くやいなや教室を飛び出して行った。薫さんの帰りが早いと言ってもそんなに焦る必要はないはずだろう、と思いながらまどかは去っていった後姿を思い浮かべる。
(今にもスキップしそうに楽しそうだったわね)
 まどかは微苦笑すると、自分も帰宅しようと教室をあとにした。
 きっと今日の日高家の夕飯はとびきり豪華になることだろう。

別れる時:

(またまたまた藍の幼少期←)

「あい……いい加減にしろ」
「いや!!」
「……じゃあ、俺は帰るからな」
「ッだめ!」
 置いていかれるのを阻止しようと薫の服の裾を藍は空いているほうの手でぎゅっと掴んだ。
「あのなぁー…もう閉園時間になんだぞ。わがまま言うんじゃない」
「やーだー!あい、まだうさしゃんといっしょにいたい!」
 藍は抱き締めていた白いうさぎさらにをぎゅっと抱き寄せる。
「……無理言うな。だったら、俺は本当に帰るからな」
 薫は藍に掴まれている上着をおもむろに脱いで駄々をこねる少女にガボッと被せた。
「うわっ!?」
「じゃあな、あい」
「ッや!かおる!」
 置いていかれると思った藍は抱き締めていたうさぎを離して、歩き出してしまった薫のもとへ駆け寄った。藍の大きな瞳は潤んでおり、肩に掛けられた薫の上着のせいで小さな体はさらに小さく見え、その姿はとても心もとないものに見える。
「……まったくしょうがないな」
 薫はその小さな体を自分の上着ごと抱き上げた。藍は薫の首にぎゅっと抱きつく。
「ごめんなしゃい、ごめんな、さい」
「はいはい。動物園はまた来ればいいだろ?」
「うん」
「じゃあ、うさぎさんにさよなら行って今日は帰るぞ」
 薫の言葉に反応した藍がうさぎのほうへと向く。そして、薫に抱き上げられた状態のままうさぎに小さな手を振った。
「ばいばいうさしゃん、またね」
 うさぎはまるでその言葉を待っていたかのように、藍の言葉が終わると同時にひょいと跳ねて物陰に隠れてしまった。薫は「また来よう」と藍に言いながらゆっくりと歩き出す。
 
 空はすっかり茜色に染まっていた。

寝る時:

 静まりかえる部屋には小さな寝息だけが響いていた。薫はその寝息を発する少女を起こさないように足音を忍ばせてベッドに近づいていく。
 布団から出ている顔を見ようと覗き込むが、長い黒髪に阻まれてよく見えない。そっと手で髪を退けると安らかな寝顔が目に入った。
(あい、)
 起こさないように胸中でだけ眠っている少女の名前をなぞる。最近忙しくてろくに顔を合わせていなくて、そう思ったらなんだか無性に顔を見たくなり、こうして寝室に忍び込んでいる。我ながらなんて変態くさいと薫は自嘲しながらも、そこにやましい感情は微塵もないから見逃してほしいとだれともなく弁解する。
(あい)
 もう一度名前を呼んで髪をなでる。すると、藍がもぞりと動いて薫は起こしてしまったかと慌てたが瞼は閉じられたままでホッと安堵する。
 薫はそうしてしばらく安らかな寝顔を見ていたが、そろそろ自分も寝なければと腰掛けていたベッドサイドから立ち上がる。そして、藍の布団を掛け直してあげていたら、ふっと藍の瞳が開いた。
「?」
 状況を把握できていない虚ろな瞳が薫に向けられる。
「か、おる……?」
「ああ。わるい、起こしたか?」
「ぅうん、だい、じょうぶ、」
 まだ眠りの中に半分いるのか、藍の声は途切れ途切れだった。薫は悪いことをしたと思いながらも、声を聞けたことに喜んでいる自分を感じた。すると、藍が突然ふっと微笑んで、掠れた声を発した。
「なんかひさびさだよね」
「え?……ああ、そうだな」
「ふふ、目がさめてラッキーだったかも」
「あい……」
「ん。……あ、そうだ。かおる、おつかれさま」
 申し訳なくて胸が痛んだ薫を見抜いたように藍は労いの言葉を告げた。薫はその気づかいが嬉しくて、だけどやはり少し申し訳なくてそっと苦笑する。
「いや、もう疲れてない」
「え?」
「藍の顔見たからもう疲れてないよ」
「ッ、……ばか」
 かわいい悪態をつく藍の顔はきっとほんのり赤くなっていることだろう。暗い部屋ではそれを確かめることはできないけれど。
「さて、そろそろ寝るか」
「あ、うん、おやすみ」
「ああ、おやすみ」
 藍はふわ、とあくびをしたあと布団にもぐり込む。薫はその姿を見届けたあとそっと部屋を出た。今から寝ても4時間しか眠れない。でも、きっといい眠りに落ちれるだろうと薫は思った。

 ふたりにいい夢を。

回す人(3人)指定する時(キャラクターも指定して下さい):

A:「これ3人に回さなくちゃいけないらしいよ」
K:「……多いな」
N:「多いすね」
M:「多いわね……つきしろの友人の少なさをなめているとしか思えないわね」
A:「まどか!それは言っちゃいけない!」
M:「ふふ、時には真実を教えてあげるのもやさしさよ。ねぇ、薫さん?」
K:「……なぜ、俺に振る」
N:「まぁまぁ、とりあえず回さなくちゃいけないらしいすから!」
M:「そうね、どうしましょうか」
A:「大丈夫!一人はいるから!」
K:「そうなのか?」
A:「うん!」
M:「だれなの、その迷惑を被る人は?」
A:「(迷惑って…)えーと、ね。断片のSSSのすずさんです!」
N:「ああ、あの素敵な短編書く人すね」
A:「そうそう!」
K:「キャラ指定も必要らしいぞ」
M:「あら、じゃあそれはわたしがしてもいいかしら?」
A:「え、いいけど(嫌な予感)」
M:「悠くんとお姉さんで」(にっこり)
A:「っだめ!まどか絶対に悠くんの傷口抉る気でしょ!」
M:「あら失礼ね。ひとときの幸福な夢を見させてあげようっていうやさしさよ」(にっこり)
K、N:「(こえぇ……)」
A:「っ、とにかくダメ!」
K:「だったらどうすんだ」
N:「はいはい!だったら俺は宗ちゃんがいいっす!」
K:「……このペドフィリア*め」(*幼児愛好者)
N:「なっ!?違いますよ!俺はただ子どもが好きなだけです!」
K:「どうだか……」
M:「ところで(スルー)、藍に希望はないの?」
A:「え、わたし?わたしは……九条と佳奈がいいなぁ」
M:「そう、ならそれで決定ね」
A:「え?」
K:「うん、いいんじゃないか」
A:「え、ええ、いいの?」
K:「いいだろ」
M:「いいのよ」
A:「……えー、じゃあ、すずさんに九条と佳奈でバトン回します。あ、でもすずさんの書きやすいキャラでいいですよ」
K:「むしろ、やらなくてもいいぞ」
M:「ええ、そうね。ただ、つきしろがちょっとガッカリするだけだもの。問題ないわ」
謎のT:「(こいつらあとで覚えてろ)」

K:「ふー、これで終わりか?」
A:「あ、うん」
M:「そう、おつかれさま」
K:「はぁー、なんか飯でも食いに行くか」
A:「わ、やった!」
K:「一条さん*もよかったら一緒に…」(*まどかの名字)
M:「あら、いいんですか?じゃあご一緒させていただきます」
A:「わたし、最近出来たパスタ屋さん行きたい」
K:「んじゃ、そこ行くか」

N:「あれ、俺放置すか?てか、バトン3人回すんじゃなかったっけ?アレ?」
謎のT:「これが俗に言う、ハイパースルースキルだね!」
N:「は?なんだよ、それ!というか、おまえだれ!?」
謎のT:「ははは!だれだと聞かれたら答えよう!神様だよ!」
N:「意味わかんねぇよ!」







091212
(ぜんぜん"台詞"バトンじゃなかったorz)