この命をあげるから、


どうか、生きてほしい
苦しんでる少年少女、どうか、生きて

わたしはいま人生をとても無駄に消費している。こんなふうでも誰も殺さないんだから、世界はずっと前からおかしいね。いいや、正しさなんてないんだ。それとも世界なんてないんだろうか。わたしたちが幻じゃない保障なんてどこにもない。ずっとずっと昔からそんなことばかり考えてる。そんなふうに生きてきた。
これからも、ずっとずっと考えつづける
答えなんてないけど、

やめてしまったら、(しんでしまうよ)

ここですべてを白状しようか、終わりない懺悔を繰り返そうか、
そんなこときっと誰も求めてないね。わたしは罰せられたいのだろうか、ふとそんな考えが過ぎる。だけど、それは都合のいい解釈でしかなくて、わたしという存在をたとえ罪としてでもいいから認識してほしいだけなんだ。わたしはきっときれいじゃない。きれいなふりさえもうできないかもしれない。
求めて、浅ましく、求めて、欲して、愛して!と叫ぶ
生にしがみついてる

今ここに 生きてる! って示したくて、

わたしはただのうそつき
だけど誰がうそをつかないで生きていられるの、
そして誰が真実を示せるの、

ごめんね、
さいきんずっとさみしくて、すこしなきだしそうなんだ

これを若さだと云うならば、いつかこの胸に沈む鉛のような苦しみかが終わるのだろうか。終わるのだとしたらなんだか名残惜しい。こんなにもことばにできない思いが心を巣食っているこの瞬間のバカみたいな、きらめき。これだけはわたしにとって唯一無二のような、錯覚。どんな方法をもってしても伝えられない思いのようで、きっと誰もがしっている思い。
だからことばになんてしないよ
できないよ
もったいなくて、

(おわるな、)

心配いらない
すぐに終わるよ
呆気ないほど、すぐに
だから大事にしなさい

(おわるな、おわるな、)

世界は今日もやさしいうそに満ちている



どうか、永遠になれ!




080121