あなたの欠片をたべた
吐きだして泣いた

自己陶酔しているのです
きもちわるくなるまで食すのです
手をべたべたにして
しまいにはその手ごと食べてしまうつもりのです

哀れなのは昨日までちゃんと生きていたわたし
いまここで腐った手首を大事にしているわたし
ではない

だけど仕方がないではありませんか
この根腐れした性分は治りようがないのですから

自己憐憫しているのです
きもちよくなるまで狂うのです
手をべたべたにして
しまいにはその手で首を絞めてしまえばいいのです

あなたの欠片がほしかった
ただそれだけ

それだけのわたしだった




130117