無知の無知



ぼくの無知を暴かれないように
きょうも隠蔽工作に忙しい

賢いふりしてバカ
バカなふりして賢い
目指すはもちろん後者
ジョークに磨きをかけるのさ

きみはばっちり笑ってくれた
ぼくは大満足で帰宅する

でも「まごにもいしょう」のまごを
こへんにけいでしょ
なんて云う母の子だってことを
ふと思い出す

隠蔽するまえに
勉強しろって
ぼくが気づくのは
一体いつだろうか




100210